自己紹介

40歳になって、久しぶりの健診で子宮頸がんが発覚。 2011年1月に円錐切除術をおこない、上皮内腺がん(腺がん 0期)と診断されました。 治療記録もかねて、日々のことつらつら書いてきます。

2011年11月22日火曜日

ご褒美

今日の結果が問題なかったのがあまりにも嬉しく、
”1年無事にすぎたし、私、ここで少し贅沢してゆっくり休んでもいいんじゃない?夫もがんばってきたし。”
なんて思って、勢いで
ずっと行ってみたかったハイアットリージェンシー箱根を予約しちゃいました。
クリスマス前に2泊。
うふふ

ここ1ヶ月近く不安だった反動ですなー。

読みたかった本とDVDとワインを持っておこもりするつもり。

もう、いまから泣きそうに楽しみ。

2011年11月21日月曜日

術後10ヶ月検診 結果

7日の術後10ヶ月検診から2週間。今日は結果がでる。
子宮頸癌だけではなく、体癌の組織診の結果も。

大丈夫だよ、大丈夫。そうは思いつつ、
11月24日ぐらいから12月11日まで続いた不正出血で、いつもよりびくびく度が高い。
*メモ 最後の4日は体癌検査による出血かも

11日に夢クリニックの院長先生にみてもらったときには、
「はい、マーベロンで不正出血になることはよくあります。そのまま生理になっちゃたりすることもあります。多分体癌の心配はないと思いますよ。」
といわれたこともあって、ちょいと安心はしたけど、
もうずっと催眠誘導剤なしでは寝れなくなっていたの。ほんとのところ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日は14:00〜14:30の枠で慶応へ。
予約システムがかわってから午後診療も受けられるようになったのです。

で驚いたのが、その待ち時間!
18分

もうすばらしい。
まさかこんなに早く呼ばれるとは思ってもおらず、
あわててコートを脱いで診察室に入る。

「こんにちは」

今回はいつもよりさらに前のめりになって、先生の発言を待つ。

「sakanaさんね、この間の検査ね、大丈夫ですよ。異常ありませんでした。」

うぉ〜


「本当ですか。体癌も大丈夫だったのですね?」
「はい、問題ありません。」

一気に緊張がほぐれる。
もう一人の先生がマスク越しに笑ってくれたのがわかった。

神様、ありがとうございます。

「7日の検査のあと、11日に不妊クリニックにいったのですが、その時先生に確認したら、マーベロンは低容量なので不正出血があることはめずらしくない、といわれました。」
報告しておく。

と、一段落ついたところで、T崎先生、
「次回の予約なのですが、4月にお願いできないかと。」
4月? 4月!?
  • 予約システムがかわったこと。
  • 来年1月から電子カルテになるので、それを先生たちが使いこなせるようになるまで時間がかかりそうなこと。
  • いずれにしても、来年の1月と2月は初診患者のみ受け付けることになったこと。
というのが理由らしい。
しかし、4月ということは、1回検診とばしたことになり5ヶ月もあいちゃう。

「大丈夫なんでしょうか、そんなに時間があいて。」
「まあ大丈夫だと思います。なにしろ3月にきていただいても、たぶんものすごくお待たせすることになっちゃうと思うので、それだと申し訳ない。」

そうですか・・
ちょっと不安だけど、じゃ4月に。ということで、
2012年4月9日10:30に予約いれました。

そういえば、予約システムがかわったって話になったとき
「今日、ほとんど待たなかったでしょう?」
と先生がちょっと誇らしげにいっていたのが、かわいかったです。

で、最後に確認。

「今不妊治療をしているのですが、もし4月に妊娠した状態でも検査にはくるのでしょうか。」
「はい、妊娠しても来てください。 」
わかりました。ありがとうございました。
と席を立とうとしたら

「妊娠するといいね。」

と先生がとても優しく言ってくださって・・なんだかこれがものすごく嬉しかった・・。

「ありがとうございます。頑張ります。」

びくびくしていた分、もうスキップしそうになりながら病院をでました。


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2011年11月10日木曜日

今日もぼけぼけ

今日は10日木曜日。不妊クリニックにいく日。

不正出血のことが頭から離れず、今日先生にほんとにピルのせいじゃないのか絶対確認したい。

夢クリニックは、曜日によって午前だけの診察の場合もあるので、診察券で診察時間をしっかり確認。
今日は午後もやっている。

よしよし。今日は午後の診察の一番につくようにしよう。

14:30には病院に到着。
うふふ。今日はあまり待たないですみそう。

クリニックのドアを目指すと張り紙が・・・
「本日の診療は終了いたしました。」

へ?
なんで?今日、午後診療あるでしょう?

ボーぜんとしながら、手に持っていた診察券を再度確認。

がーん。
私が見ていたのは「水」曜日のとこでした。
今日は「木」曜日。

「水」と「木」

似てるけど違う~。
うちの夫ですら区別がつくわ!

せっかく仕事を中断してここまできたのに帰るのが悔しくて、受付で先生に聞いてもらったのですが、
「明日でも大丈夫だそうです。明日いらしてください。」

とすげなく返され、すごすごと帰宅。

なんだか今日もぼけぼけ。

2011年11月7日月曜日

術後10ヶ月検診  さんざんだったさ~


本日は定期検診の日。

T崎先生の診察日は火曜日→月曜日に変更。
それに、患者の待ち時間を少なくするために慶応病院の予約システムも変更に。
待合室にいってみたら、
「準備中」と張り紙された大きな液晶テレビが壁からぶら下がってた。
これで待ち時間の案内とかするのね!

今日は1時間ぐらいの待ち時間で呼ばれる!はやっ!
早速成果がでてるのかしら。

順調にはじまったかのようでしたが、今日は泣きたいことが山ほどありました。

その1 がんクリニークじゃなかった

前回もらった予約表には次の診察は「がんクリニーク」となっていた。
T崎先生じゃくなってる。
慶応のがんクリニークは待合室の奥にあって、
なんだかその前に座っていると、がんです、っていってるような気がして気分も晴れない。
あぁとおもいながら、がんクリニークの前で待っていたら、
看護婦さんがでてきて
「すみません、予約の間違いでした。がんクリニークじゃなくてT崎先生の診察になります。」
だって。
T崎先生に見てもらえる、ということでよかったんだけど。
あの妙な気持ちになっていた時間を返してほしい。
あと「がんクリニーク」って名前なんとかならないのかしらね。

その2 はじめての体がん検査

T崎先生は、今日も穏やか。
「体調はいかがですか」

「はい、元気です」
といいたかったけど、今日はずっと不安だったことを打ち明ける。
「じつは、24日ぐらいから不正出血がずっと続いています。」
先生の顔がこころなしか曇る。

「今不妊治療をしていてマーベロンを服用しているのですが、そのせいではないですか?」
ときいたら、
マーベロンってなに?ってきいてた。ほかの先生が「ピルです」って答える。
「普通、ピル飲んでるあいだって出血ないよ。」

がーん。
先生が穏やかに続ける。

「体がん検査したことありますか?したことない?じゃ、きょうは頸がんの細胞診のほかに、超音波検査と体がん検査しましょう。」
だって。

「はい、お願いします。」

私はしらなかったの。体がん検査がどんなものか。

内診してもらって頸がんの細胞診と超音波検査は痛みなく、順調に終了。
「内膜は厚くなってないから大丈夫だと思うけどね」と先生
「ほんとだね、けっこう出血してる」とも。

じゃ体がんの検査しますね、ってんで「ちょっと痛いですよ~」っていわれてからが地獄でした。

まず、子宮ぐちがみつからなかったらしい。
先生が
「ない、ない、みつからないなー、みつからないなー」
っていっている。
探してくれているようだが、これがきつい!
「あった!」というので管を入れようとしたらしいんだけど、
子宮口が狭くなってるかなんかで、またこれが入らない~!

「うーん、入らない。入らないなー」
いったーい!
これはいままでに味わったことがない!もしかして円錐切除以上にいたい!

「ごめんねー、いたいねー、がまんしてねー」
先生が声をかけてくれる。
足を看護婦さんがそっと押さえて、さすってくれて、だいぶなぐさめられる。

でも、痛ってーよー!

「はいった!うん、このまま組織診しちゃおう。」
うーん、もうなんでもいいからはやくして~!

もしかして子供生むって、これより痛いのかしら?
人間って死ぬときこんな気分なのかしら?

とりとめもないことを頭の片隅で思いながら、

どうでもいいから早くおわってくれ~。
最後は叫びそうでした。

終わった後は痛みと気持ち悪さで15分ぐらい動けず、目もあけられない有様。
「動けるようになるまでずっと休んでいていいですよ」
って看護婦さんが優しくいってくれるのは、ありがたい。
でも、休むといったって内診台の上だからねー。
他に休めるとことないんかい、って、ほんとに。慶応病院。

しばらくして先生がのぞいてくれたみたいだけど、あまりの気分の悪さに答えられない。
「だいじょうぶかな。油汗たくさんかいてるね。」といっていた。
自分をぬぐってみると、顔が汗でびっしょり。脇も背中も汗でじっとりだった。

やっと動けるようになって、レジデントの先生の問診に移ったけど、
思わずききました。
「体がん検査ってあんなにいたいのが普通なんですか?」って。
そしたら、そうなんですだって。
人によっては子宮がまがっていたりするので、それでも痛みが増加したりします、だって。
そうだったんだ。
でも、これでとにかく検査は終わった。

次回は21日。検査結果を聞きにくる。


その3 ぼけぼけ

信濃町から渋谷までもどって、東急のれん街で晩ご飯を物色。

このころは前よりずっと気分はよくなったけど、体がん検査のショックとまだ少し残る痛みで頭がぼーっとしてるみたい。
なんか上のそらで動いている、というか。

たらこ買おうかな~、どうしようかな~ってみてたときに、突然思い出した。

体がん検査後の抗生物質が出ていたのに、病院で受けとってない!

薬受け取りに信濃町に戻ることに。
再度、渋谷もどってきた時にはのれん街を物色する気分も喪失。直行横浜戻りました。


その4 最後のダメ押し

疲れ果てて家に帰ってふと足もとをみたら、靴下の親指のとこにぽっかり穴が。

靴下はいたまま内診台にのぼってたから、穴あいてんの、みんなにみられたのね・・・
しかも痛い痛いって騒いで、
そのあとずっと休んでたよ、穴のあいた靴下で・・・


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