自己紹介

40歳になって、久しぶりの健診で子宮頸がんが発覚。 2011年1月に円錐切除術をおこない、上皮内腺がん(腺がん 0期)と診断されました。 治療記録もかねて、日々のことつらつら書いてきます。
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2012年2月20日月曜日

慶応病院 検査結果

先週の細胞診の結果を聞きに慶応病院へ。もうこの一週間は撃沈してましたわ。

今日もあまり待たずに、名前を呼ばれて診察室へ。
いいよ、新しい予約システム。

いっつも話を始めるまでにふた呼吸ぐらいあるT先生、今日は私が入るなり言ってくれました。

常ありませんでしたよ。

ひゃ~!
 「ほんとですか!ありがとうございます。」

T先生 「思わず検査室まで結果をみにいっちゃったよ。」だって。
すみません、ありがとうございます。
私が先週泣いちゃったからですよね。

一瞬ほっとしたけど、なんだか安心ができない。疑問がむくむく湧いてくる。

私 「生、検診で腺異型性が出ているのに、異常がないんですか?

T先生 「検診結果に腺異型性とはなかったでしょ。「腺細胞異常」とあったはずだよ。

私 「細胞異常ってなんでしょうか。術後の反応性変化って診断結果にあったと思うんですけど、「反応性変化」ってなんでしょうか?
「反応性変化」をかなりググってみてはいたのですが、あまりWebには説明がなく実像が全然つかめなかったのです。Webの限界ですね。

 

T先生 「うーん、説明するとながくなるんだけどね・・・
と紙に腺細胞異常の形態の一覧を書いてくださり、その1つが「反応性変化」だと説明を・・たぶん。間違ってたらすいません。
わかったような、わからないような。

T先生 「ですから、不妊治療のほうは続けていただいて結構です。次の検診は・・・

別に先生の検査結果を疑っているわけではありません。しかし、やっぱりまだ安心できなかったんですね。

本当に大丈夫なんでしょうか。」ともう一度確認しました。

すると

T先生 「この後もう少し検査をしたいのなら、MRIもできます。
僕はそれより、はやく不妊治療を進めたほうがよいと思うけど。MRIで検査をして少しでも異常があれば、体部の検査をしますが、その検査はかなり痛いし、その検査で子宮内部が傷ついて妊娠に影響が無いともいえない。

Sakanaさんは、妊娠と自分とどちらを優先したいですか?」

えっ。
先生、それは随分核心に迫ったご質問を。


そんなん聞く?答えられないよ~、って一瞬思いましたが、
実は答えはもう自分の中にあったみたいです。以外とすんなり出てきた言葉はこうでした。

私  「自分を大切にします。私は妊娠より治療を優先します。MRI受けます。検査してください。」

T先生 「そうですが、わかりました。じゃ、MRIの予約をとりましょう。」

サブの先生がMRIの予約を取ってくれる。結構時間がかかってるみたいで、T先生が話しかけてくれる。

T先生 「不妊治療の法はどうなの?」

私 「はい、顕微しができない、っていわれて。1回目は顕微でも授精しなくて、2回目でやっと1っと授精したんですけど、まぁこのことがあったのでいま凍結してもらってます。」

T先生だからか、いつになく饒舌に答える。
こんな不妊治療について親にもいったことないし、ましてや友達にもいったことない。

再発のこととかも聞いたんだけど、なんだか忘れちゃってる。
そんな会話の中で、先生がぽつっといいました

人生、なかなか思うようにはいかないねぇ・・

そうですねぇ
なんだかしみじみとしてしまいました。

MRIは結構込んでいて、3/6にとることになりました。

帰り道、自分でいった「自分を大切にします。」という言葉を反芻していました。

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2012年2月13日月曜日

慶応病院へ

慶応病院に、区の検診結果もって診察してもらいに行ってきました。

T先生 「はい、今日は細胞診ですね。」

私 「えっとですね、実は区の検診があって検査してもらったんですが、3aがでてしまって・・。」
検査結果の紙を先生に渡しました。

結果表を受け取りながら、先生の表情が一気に曇ったのがわかります。

T先生「3aがでたの?・・・
そうっか、でも前にいったことあるよね、子宮を残せばそういう危険性はあるんだよね。」

そうですね、それは聞いてました。
先生、でもね、まさかね、私、再発する可能性あるって知ってたけど、なんでかしらないけど、
自分の中ではなんとなくこのまま何も起こらず終わる気がしてたんです。

T先生「Sakanaさんは、円錐切除でかなりとっていますから、次は円錐切除はできませんね・・・」

思いがけず、ぽろぽろ涙がこぼれてきました。

「泣かれちゃってもね。」

すんません、先生。泣くつもりなかったんですけど、どうも一気に気が緩んだみたいです。
看護婦さんがそっとティッシュの箱をもってきてくれたので、遠慮なくぶぶーっとふきました。

T先生 「とりあえず細胞診します。その結果をみてからまた話しましょう。」

内診台で細胞診をしてもらったあと、
先生が
「とくに腺細胞に気を付けてみるように言っておいて」っと
指示を出しているのが聞こえました。

腺細胞。
こんくそやろう。

結果は来週です。

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2012年2月6日月曜日

慶応病院で検査予約を

さて、区の検診でまさかの「3a」
しかも「腺細胞異常を認めます」っていうダブルパンチをいただいてからというもの。

泣きました。

なぜ、なぜぇ?
手術してから先月でやっと1年が無事すぎて、お正月を両親と過ごしたときも
「去年はいろいろあったけど、大したことなくてよかったねぇ。今年はいい年になるねぇ」と母が繰り返しいっていたのに。

わたしは「再発しました」っていわなければならないの?
ほんとうにそうなの?

検診結果を受け取ってから1週間は現実を受け止められず現実逃避。
1週間以上たってから、慶応病院に電話し、4月の検診予定を変更して2月に予約をいれました。

お願いです神様。
再発などしていませんように。
間違いでありますように。

先月2回目の顕微授精でやっと1つ受精卵ができたとき。
不妊クリニックの先生に、

"検査で3aでました。こんど、慶応病院で精密検査する予定です。
なので、受精卵は凍結してください。"

といったら、先生が、ちょっとだまった後、

"そうですね、そうしましょう。
移植については、検査結果がでてから考えましょう。"

といわれました。

そのあとの受診日でも

"もし再発していたとしても、妊娠期間は持つのではないでしょうか?"

と焦る私に先生はこういいました。

"こんなことはいいたくないけど、妊娠できた、でも精密検査の結果がよくなくて、堕胎せざる負えなくなったらたまらないですよ。"

わかってます、先生。
私が42歳で焦っていることわかってて、でも事態を俯瞰してみればそういうことなんですよね。

でもね、でもね、いたたまれません。

このまま子宮を取ることになったら、せっかく授精した卵ちゃんはどうすればいいのかしら?
もう二度と私の中に宿ることはない、とわかっているのに
きっと私は破棄することなんかできなくて、じっと凍結卵をかかえて生きくのかしら。

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2012年2月1日水曜日

区検診 結果・・・・・まさか

石巻から帰ってきたその日、1週間ぶりに空けたポストには、区の検診で受けた子宮頚がん検診の結果が届いてました。

慶応病院では11月に検診があり、次が4月といわれました。なんとなく検診の間が開きすぎてねぇかと不安だったんですねぇ。

区の検診のお知らせがあり、慶応病院で3ヶ月ごとに検査してもらってるからしなくてもいいかな、と思っていましたが、去年私の状態を発見してくれたクリニックだから、と11月と4月の間、ちょう3ヶ月検診になるように1月に区の検診を申し込んだのです。

あー、わたし頭いい。
1月区の検診で見てもらえれば、4月の慶応で、結果3ヶ月ごとの検診になってるじゃん?

ということで、不妊治療の合間を縫って、区検診にいってきたのです。
*ここの検診は、なんであろうと1週間以内に子宮のエコー検査などをした場合は検査を受け付けてくれません。何かを挿入すれば子宮の細胞が通常の状態になく正しい検査結果が得られない、という理由からです。


その結果が届いたわけです。

もう、たらったたら~たら~です。 だって、慶応病院で3ヶ月ごとに検査してもらっていて異常ないわけですから、「異常なし」でまた安心、ぐらいに思っていたのです。

玄関からリビングに入り、びりっぃっと封筒を破いて開いた紙にはこうありました。

「class3a AGC 術後の反応性変化の範囲かもしれませんが、軽度の腺細胞異常を認めます。かかりつけの慶応病院を受診してください。担当医にこの紙を見せてください。」

サーっと血の気が引きました。

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2011年11月21日月曜日

術後10ヶ月検診 結果

7日の術後10ヶ月検診から2週間。今日は結果がでる。
子宮頸癌だけではなく、体癌の組織診の結果も。

大丈夫だよ、大丈夫。そうは思いつつ、
11月24日ぐらいから12月11日まで続いた不正出血で、いつもよりびくびく度が高い。
*メモ 最後の4日は体癌検査による出血かも

11日に夢クリニックの院長先生にみてもらったときには、
「はい、マーベロンで不正出血になることはよくあります。そのまま生理になっちゃたりすることもあります。多分体癌の心配はないと思いますよ。」
といわれたこともあって、ちょいと安心はしたけど、
もうずっと催眠誘導剤なしでは寝れなくなっていたの。ほんとのところ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日は14:00〜14:30の枠で慶応へ。
予約システムがかわってから午後診療も受けられるようになったのです。

で驚いたのが、その待ち時間!
18分

もうすばらしい。
まさかこんなに早く呼ばれるとは思ってもおらず、
あわててコートを脱いで診察室に入る。

「こんにちは」

今回はいつもよりさらに前のめりになって、先生の発言を待つ。

「sakanaさんね、この間の検査ね、大丈夫ですよ。異常ありませんでした。」

うぉ〜


「本当ですか。体癌も大丈夫だったのですね?」
「はい、問題ありません。」

一気に緊張がほぐれる。
もう一人の先生がマスク越しに笑ってくれたのがわかった。

神様、ありがとうございます。

「7日の検査のあと、11日に不妊クリニックにいったのですが、その時先生に確認したら、マーベロンは低容量なので不正出血があることはめずらしくない、といわれました。」
報告しておく。

と、一段落ついたところで、T崎先生、
「次回の予約なのですが、4月にお願いできないかと。」
4月? 4月!?
  • 予約システムがかわったこと。
  • 来年1月から電子カルテになるので、それを先生たちが使いこなせるようになるまで時間がかかりそうなこと。
  • いずれにしても、来年の1月と2月は初診患者のみ受け付けることになったこと。
というのが理由らしい。
しかし、4月ということは、1回検診とばしたことになり5ヶ月もあいちゃう。

「大丈夫なんでしょうか、そんなに時間があいて。」
「まあ大丈夫だと思います。なにしろ3月にきていただいても、たぶんものすごくお待たせすることになっちゃうと思うので、それだと申し訳ない。」

そうですか・・
ちょっと不安だけど、じゃ4月に。ということで、
2012年4月9日10:30に予約いれました。

そういえば、予約システムがかわったって話になったとき
「今日、ほとんど待たなかったでしょう?」
と先生がちょっと誇らしげにいっていたのが、かわいかったです。

で、最後に確認。

「今不妊治療をしているのですが、もし4月に妊娠した状態でも検査にはくるのでしょうか。」
「はい、妊娠しても来てください。 」
わかりました。ありがとうございました。
と席を立とうとしたら

「妊娠するといいね。」

と先生がとても優しく言ってくださって・・なんだかこれがものすごく嬉しかった・・。

「ありがとうございます。頑張ります。」

びくびくしていた分、もうスキップしそうになりながら病院をでました。


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2011年11月7日月曜日

術後10ヶ月検診  さんざんだったさ~


本日は定期検診の日。

T崎先生の診察日は火曜日→月曜日に変更。
それに、患者の待ち時間を少なくするために慶応病院の予約システムも変更に。
待合室にいってみたら、
「準備中」と張り紙された大きな液晶テレビが壁からぶら下がってた。
これで待ち時間の案内とかするのね!

今日は1時間ぐらいの待ち時間で呼ばれる!はやっ!
早速成果がでてるのかしら。

順調にはじまったかのようでしたが、今日は泣きたいことが山ほどありました。

その1 がんクリニークじゃなかった

前回もらった予約表には次の診察は「がんクリニーク」となっていた。
T崎先生じゃくなってる。
慶応のがんクリニークは待合室の奥にあって、
なんだかその前に座っていると、がんです、っていってるような気がして気分も晴れない。
あぁとおもいながら、がんクリニークの前で待っていたら、
看護婦さんがでてきて
「すみません、予約の間違いでした。がんクリニークじゃなくてT崎先生の診察になります。」
だって。
T崎先生に見てもらえる、ということでよかったんだけど。
あの妙な気持ちになっていた時間を返してほしい。
あと「がんクリニーク」って名前なんとかならないのかしらね。

その2 はじめての体がん検査

T崎先生は、今日も穏やか。
「体調はいかがですか」

「はい、元気です」
といいたかったけど、今日はずっと不安だったことを打ち明ける。
「じつは、24日ぐらいから不正出血がずっと続いています。」
先生の顔がこころなしか曇る。

「今不妊治療をしていてマーベロンを服用しているのですが、そのせいではないですか?」
ときいたら、
マーベロンってなに?ってきいてた。ほかの先生が「ピルです」って答える。
「普通、ピル飲んでるあいだって出血ないよ。」

がーん。
先生が穏やかに続ける。

「体がん検査したことありますか?したことない?じゃ、きょうは頸がんの細胞診のほかに、超音波検査と体がん検査しましょう。」
だって。

「はい、お願いします。」

私はしらなかったの。体がん検査がどんなものか。

内診してもらって頸がんの細胞診と超音波検査は痛みなく、順調に終了。
「内膜は厚くなってないから大丈夫だと思うけどね」と先生
「ほんとだね、けっこう出血してる」とも。

じゃ体がんの検査しますね、ってんで「ちょっと痛いですよ~」っていわれてからが地獄でした。

まず、子宮ぐちがみつからなかったらしい。
先生が
「ない、ない、みつからないなー、みつからないなー」
っていっている。
探してくれているようだが、これがきつい!
「あった!」というので管を入れようとしたらしいんだけど、
子宮口が狭くなってるかなんかで、またこれが入らない~!

「うーん、入らない。入らないなー」
いったーい!
これはいままでに味わったことがない!もしかして円錐切除以上にいたい!

「ごめんねー、いたいねー、がまんしてねー」
先生が声をかけてくれる。
足を看護婦さんがそっと押さえて、さすってくれて、だいぶなぐさめられる。

でも、痛ってーよー!

「はいった!うん、このまま組織診しちゃおう。」
うーん、もうなんでもいいからはやくして~!

もしかして子供生むって、これより痛いのかしら?
人間って死ぬときこんな気分なのかしら?

とりとめもないことを頭の片隅で思いながら、

どうでもいいから早くおわってくれ~。
最後は叫びそうでした。

終わった後は痛みと気持ち悪さで15分ぐらい動けず、目もあけられない有様。
「動けるようになるまでずっと休んでいていいですよ」
って看護婦さんが優しくいってくれるのは、ありがたい。
でも、休むといったって内診台の上だからねー。
他に休めるとことないんかい、って、ほんとに。慶応病院。

しばらくして先生がのぞいてくれたみたいだけど、あまりの気分の悪さに答えられない。
「だいじょうぶかな。油汗たくさんかいてるね。」といっていた。
自分をぬぐってみると、顔が汗でびっしょり。脇も背中も汗でじっとりだった。

やっと動けるようになって、レジデントの先生の問診に移ったけど、
思わずききました。
「体がん検査ってあんなにいたいのが普通なんですか?」って。
そしたら、そうなんですだって。
人によっては子宮がまがっていたりするので、それでも痛みが増加したりします、だって。
そうだったんだ。
でも、これでとにかく検査は終わった。

次回は21日。検査結果を聞きにくる。


その3 ぼけぼけ

信濃町から渋谷までもどって、東急のれん街で晩ご飯を物色。

このころは前よりずっと気分はよくなったけど、体がん検査のショックとまだ少し残る痛みで頭がぼーっとしてるみたい。
なんか上のそらで動いている、というか。

たらこ買おうかな~、どうしようかな~ってみてたときに、突然思い出した。

体がん検査後の抗生物質が出ていたのに、病院で受けとってない!

薬受け取りに信濃町に戻ることに。
再度、渋谷もどってきた時にはのれん街を物色する気分も喪失。直行横浜戻りました。


その4 最後のダメ押し

疲れ果てて家に帰ってふと足もとをみたら、靴下の親指のとこにぽっかり穴が。

靴下はいたまま内診台にのぼってたから、穴あいてんの、みんなにみられたのね・・・
しかも痛い痛いって騒いで、
そのあとずっと休んでたよ、穴のあいた靴下で・・・


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2011年8月24日水曜日

術後7ヶ月検診 ーはよ不妊治療されなさいー

す〜っかり病気のことなど忘れて過ごしているつもりでも、
検診が近づいてくると、なんとなくそわそわしてしまう。

お盆があったので、今回はいつもよりちょいと遅れて7ヶ月目の検診に
慶応病院にいってきました。

今日は11:40〜の時間帯。
どのくらい待つかな〜っと待ち合い室に入ってびっくり。
少ないっ!
診察券を集めにきた看護婦さんに、思わず
”今日、少ないですね!”
といったら
”そうなんですよ〜。Sakanaさん、すぐ呼ばれますよ。”
だって。

本とに20分待ちで呼ばれました。
最短記録!いつもこんなんだったらうれしいのに。

T崎先生、今日も穏やかです。
”調子はどうですか?気になることはありますか?”

特にありません、と答えると、
先生が話始めた。

”ところで、不妊治療の方はいかがですか?”

え〜と、まだです。これからです。
と答えると

”なんで!早くしないと”

とびっくりされて、びっくりしました。

えっと、そうですよね、早くしないといけないのはわかるんですけど、
前のクリニックで不妊の原因がほぼわかって、
高度治療が必要だと思うので、前回の検診結果がOKだったのを確認して、専門クリニックに予約をいれたんですが、とっても混んでて、3ヶ月待ちで、やっと来週いくことになっているんです。

と言い訳のように説明。

先生が説明してくださったのは、次のことでした。

”Sakanaさんの場合は、腺がんですから、頸部を切り取る際に円錐の高さを高めにしています。そのため、早産の可能性が高い。
それに腺がんですから、再発も怖い。いずれにしても、早急に始められることをすすめます。”

先生のおっしゃったことは、私もわかってたつもりだけど、
こうやって先生が驚いているとこみると、あれ、もっと私焦らなければならないのね、って思いました。

前回の検査結果は問題なし。
次回は11月。
でも、予約表をみると今度は”婦人科”じゃなくて”がんクリニーク”とある。
あれ?もうT崎先生じゃなくなるの?
私、”がんクリニーク”っていう名称のところにいかなっきゃならないんだ、って思って
ちょっとブルーになりました。

あ〜でも今度は不妊治療、がんばろう。どうなるんだろう。

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2011年5月31日火曜日

術後4カ月検診の結果 ― 再発したときの治療法 ―

3週間前におこなった子宮頸がんと子宮体がんの細胞診の結果を聞きに、慶応病院へ。

あぁ、神様。なんにもありませんように。
検査結果がいいものでありますように。

祈るような気持ちで、病院に向かう。

本日は11:40の枠。
10:20についちゃったけど、順番が早くなるわけでもなく、診察室に入ったのは13:00すぎ。

T崎先生、今日はマスクしてらっしゃらないのね。
優しいお顔がよく見えます。

先生「あれ、今日は何でしたっけ」

私    「検査の結果を伺いに・・・」

先生「あぁ、そうでした。Sakanaさん・・・」

と一拍置いたのち

「検査の結果ですが、頸部、体部とも異常はありませんでした。」

私  「そうですか! あ、ありがとうございます!」
(せんせ~、結果の前に一拍あると、超どきどきします)
体部のポリープがあるっていうのは大丈夫だったのでしょうか。」

先生「僕がみた限り、ポリープはありませんでしたよ。」

おお、馬車道のクリニックで「子宮にポリープあり」と言われて以降、心にずっと引っかかっていたのがクリアになった。なかったのか!

先生が「次の検査日は3か月後になります。じゃ、予約日を・・」

とおっしゃったところで、2つだけ質問させてください、と切り出した。

Q: 私はこれから不妊治療をすすめますが、挑戦できるのは年齢的にあと2年ぐらいかと思っています。不妊治療の結果、子供を授からない、ということになったとき、治療法はどうなるのでしょうか。

A:もう子供は作らいないと決めた時点で、選択肢は2つあります。
1つは、腺がんですから子宮を取るということです(単純摘出)。これはガイドラインに従った治療です。
もう1つは、子宮を摘出せず、細胞診を繰り返して経過観察をおこなう方法です。
ただし、腺がんの場合は、スキップというのが怖い
扁平上皮がんの場合は、1か所で広がるので飛ぶことがないわけですが、腺がんの場合は子宮にスキップして広がる可能性もあります。
ですから、検診の際にかなり奥までチェックして万全を期すわけですが。

Q:再発した場合は、どのような治療があるのでしょうか。

A:腺がんの早期であれば、子宮の単純摘出ですが、がんが進行しているとなるとリンパ節などの切除もあり得ます。
ただ5年の経過観察をおこなう中で、あなたが検診を少しさぼっちゃった、ということが-ないかぎり、それほど進行した状態で見つかることもないとは思います。

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腺がんでなければ、もう一度円錐切除というのもあり得るようだが、結局は検診をマメにおこなって、何かあれば先生と相談して治療法を決めていくしかない、ということのようだ。
子宮温存を選んだ以上、これは仕方がない。よしっ。

ずっと疑問だったことが大分クリアになった。
あと、検診は欠かしちゃいけないこともね。
先生、ありがとうございました。

次の検診は、8/23(火)11:40の枠。
こうして、少しずつ時間が過ぎていく。

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2011年5月10日火曜日

術後4カ月検診 -上皮内腺がんの標準治療について-

今日は、術後4カ月目の検診。11:40~12:40の枠だ。

聞きたいことは4つ。
  1. 前回の細胞診の結果、クラスは?
  2. おりものの異常について
  3. 不妊治療を開始してよいか
  4. 子宮体部の検診のお願い
今日はそれほど待つことなく、診察室へ。

T崎先生、今日も穏やかだ。
T崎先生からまず話があったのは、私が最も聞きたいことだった。

「上皮内腺がんの標準治療は、子宮摘出です。
Sakanaさんは、妊娠希望ですよね?だから、子宮を温存して、その代りまめに細胞診を行って、経過を注意深く観察するんですよ。」

あぁ、やっぱりそうなんですね。
前の診察時に説明してくださった「追加治療しない」の意味は、やはり私たちの挙児希望(子供がほしい)を優先した診断だったんですね。

前回「子供がほしい、という希望しなくても追加治療しないのか」と聞いたときには
「しません。かわりません。」と聞いたと思うのだが・・
どこかで
"そうなのかなぁ"
という思いはあったのよ。やっぱりそうだったのね。

標準治療では子宮摘出だが、
私たちの挙児希望を踏まえて、妊孕性(にんようせい)を残すための子宮温存。

私は迷いはあるが、当分これですすめていくつもりだ。


で、以下は、私の質問に対する答え。

Q: 前回の細胞診の結果、クラスは?

A: 2でした。問題ありません。


Q: おりものについて、生理の前後に数日茶色いおりものが続く。
また、水っぽいおりものもでる。これは問題ないか。

A: 問題ありません。生理の前後に・・・(以下、ホルモンの作用について
説明してくれたが、忘れた)

Q: 不妊治療を開始してよいか。

A: 問題ありません。
  おりものについて質問があったら、不妊治療する病院で聞くといいですよ。

Q: 以前不妊治療していたクリニックで、子宮にポリープがある、といわれた。
   不妊治療を開始する前に、チェックしてもらえないか。

A: わかりました。
  それでは、今日は頚部の細胞診と体部の細胞診をしましょう。

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ということで、頸部の細胞診と体部の細胞診をおこなう。
体部の細胞診は初めてだったので、痛い。

でも先生は上手なんだと思う。人によっては、ものすごく痛いという検査も
私はそれほどまでには痛くない。
 あ、でもやっぱりちょいと痛いんだけど・・。
検査の後、子宮あたりが変な感じ。生理痛になったよう(ものすごい軽いやつ)。

で、検査の結果は、3週間後、5/30。
頸部の検査結果だけなら来なくてよかったけど、今回は体部もあるので、また来て結果を聞くことに。

次の検査結果で、本当に不妊治療が開始できるか。わかる。

その時、次のこと聞いてみよう。

・もし1年後、2年後に不妊治療がうまくいかなかった場合は、どうする選択があるのか(その時子宮をとる?とらなくてよい?)

・再発した場合は、どういう治療方法が予定されるのか?

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病院を出たら、木々に緑がわさわさしていて、
青くさいにおいを放っていた。

あぁ、神様。
どうぞ検査結果が良いものでありますように。



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2011年3月1日火曜日

術後初の細胞診の結果待ち

3週間前に受けた、円錐切除術後、初めての細胞診。
そのときT崎先生が
「なにかあれば、今後3週間のうちに連絡します。連絡がなかったら、なにもなかったと思ってください。」
といっていた。

今日が3週間目。
今日電話がなければ、何もなかったことになる。
どうぞ電話がありませんように・・。


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今日は結局、連絡はきませんでした!
うっほほ~♪


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2011年2月8日火曜日

術後3週間 2回目の診察 

今日は術後 3週間で2回目の診察、10:40〜11:40の予約枠だ。
前回の術後最初の診察(術後1週間)では、"病理検査の結果、追加治療なし"ということに喜び、検査結果の詳細についてはまったく聞かなかった。時が経つにつれ、追加治療なしの根拠はなに?と不安が増大。
不安を解消すべく、先生に聞きたいことがたくさんある。メモにまとめておいた。

今日も延々と待って、やっと呼ばれる。
前回の診察時に比べると人数が少ないが、今日は一人当たりの診療時間が長いみたい。
結局4時間待ち。

先生とやりとり

先生「調子はいかがですか?出血はありますか?
私 「軽いときの生理の3日目、4日目ぐらいの出血が続いています。
先生「そうですか。まず内診します。細胞診できるようならしますが、出血がひどいようだと細胞診はできないかな。じゃ、内診の準備をしてください。

私 「先生、ちょっと質問させていただいてもいいですか?
先生「はい、いいですよ。

私 「私は、上皮内腺がん、ということで確定なのですね。
先生「はい、そうです。

私 「円錐切除で切ったものを12等分にして検査すると伺いましたが、何箇所にがん細胞があったのでしょうか。
先生「・・」

先生、無言のままおもむろに立ち上がり、どこかに電話し始めた。
そして「あぁ、○○君?いまSakanaさんという患者さんの診察してるんだけど、組織の何箇所にがんがあったか知りたいって。ちょっと調べてくれる?
あれ、あれ、そういうことってカルテに書いてあるんじゃないの?
先生、回答を待っている間、
誰かにそういうこと聞けっていわれたの?
といってくる。
いえ、そういうわけではないんです。どんなもんだったのか、知りたかっただけなんです・・。お手間取らせてしまってすみません、すみません・・。
たいした情報でもないことを聞いてしまったのか、なんだか申し訳ない気分になる。だが、知りたいのだ。
T崎先生のほかにいつもはI藤先生がいるが、今日は、別の先生。無表情だ。
3人ぐらいいる看護士さんは、”大丈夫ですよ”というように微笑んでくれる。

で答えは結局
2箇所」。
ほんとうは、どのくらいの大きさで、スキップしていたのかとか知りたかったのだが、先生の様子を見てこれらはやめておく。

私 「がん細胞の悪性度というのでしょうか、未分化、低分化、中分化、といったものがあると聞きましたが、私のはどうだったんでしょう?」(未分化に近いほど悪性度が高いらしい)
先生(にが笑いして)
上皮内ですから、低分化ということはありません。」

次の質問。これが一番聞きたかい質問だ。自分の声がなんだか震えているのがわかる。

私 「追加治療をしない、という決定は、私たち夫婦の妊娠を希望する、ということを考慮したご判断でしょうか。妊娠を希望していなくても、追加治療しない、ということはかわらないのでしょうか。

先生「はい、かわりません。追加治療はしません。

そうか、妊娠希望だから、というわけではないのだ。安堵する。
あと1つだけ。

私 「腺がんの例は少ないと聞いたことがあります。慶応病院で、私と同様に追加治療しない場合の症例というのはいくつぐらいあるのでしょうか。

先生「おいおい、ぼくはコンピューターじゃないよ。すぐにはわからないよ。


病理の検査結果が1週間ででた理由


なんだかもっと聞きたいのに、先生がお疲れのようなのでここらで質問はやめた。

私 「すみません、前回はあんなに早く病理の結果がでるとは思っておらず、全然質問できなかったので・・・」
なんだか言い訳がましくなってしまった私。

すると先生
「だって、僕が、病理検査の結果がでるのは4週間後だっていったら、あなたとっても驚いていたでしょ。そんなにかかるんですかって。旦那さんは、”そんなもんだよ”っていってたけど。だから僕が急いでやってもらったんだよ。」

そうだったんだ!いい結果だったから早くに教えてくれたのかと思っていた。
先生が急がしてくれていたとは思ってもいなかった。ありがとうございます・・!


細胞診と内診の結果

内診をしてもらって、結局細胞診もできそうだ、ということで細胞診もしてもらう。
細胞診の結果になにかあれば、3週間以内に先生から連絡がある。なければ問題なし。
次回は、3ヶ月後。

お風呂は入ってよし。
夫婦生活はあと2週間は禁止。

今日は、最後の診察患者になってしまった。
診察を終わって廊下に出ると誰もいない。












----[追記 2011.05.17]------------------------------------------------

「追加治療しない」ということで喜んだわけですが、
これは標準治療ではありません。詳細は、以下で。
 「術後4カ月検診 -上皮内腺がんの標準治療について-


2011年2月5日土曜日

不妊クリニックをかえる

去年10月に子宮頸がんが見つかった後、なんやかんやで、まったく放置していた不妊治療。
でも、いままでかかっていた馬車道にある不妊クリニックには不信感がつのっていた。

なんていっても、不妊治療開始にあたり、子宮頸がんの検査をそこで受けたのに、結果がクラス1だったこと。
クラス2でも、クラス3でもない。クラス1だったのがまっことひっかかる。
先生、細胞診のときに、表面ペロっとなでただけじゃないの?

それから「子宮にポリープあるね、まぁ良性でしょ」
といったまま、不妊治療にはいったこと。
もし妊娠できたとして、ポリープが実は・・・だったってことになってたら、
どうしてたんだろう?
私もうかつだけど。

ということで、転院先は決めていないが、とりあえずこのクリニックで治療を続けることはやめよう。
徒歩でいけたので大変便利だったけど、信頼できない医者じゃしょうがない。
いままでのデータがあればそれをもらおうと思って、クリニックにいった。

1時間ほど待って名前を呼ばれる。
先生「はい、内診しましょう。今生理後何日目?」
というので、
私    「子宮頸がんになって先月手術を受けました。なので、不妊治療もその病院に変えたいので、いままでのデータがあればいただけないでしょうか。」
先生「は?子宮頸がん?円切したの?どこの病院?」
というので、慶応病院だと告げると、
「あっそう。データっていってもこんだけだけどね。」
と紙をぺらっと印刷して渡してくれた。

不妊についてちょっと聞きたいことがあったのでたずねたが
「ぼくに聞いてもしょうがないでしょ。意味ないし。慶応できいたら。」
といわれた。
まぁ、そりゃそうだな、とも思ったものの、
なんというか、やっぱり不愉快な対応だったので、やめて正解だと、心から思った。

追加治療しない、ということへの不安

円錐切除の病理検査の結果、T崎先生に"追加治療なし"というお言葉をいただいて、飛び上がらんばかりに喜んだ私。
両親もそのニュースをとても喜んでくれて、快気祝いをご馳走してくれるといっている。

しかし、私の心の中では、"追加治療なし"に対する不安がじわじわとこみ上げていた。
腺ガンということが引っかかっているのだ。

前回の診察では、病院が混雑しすぎていて、先生に詳しいことをぜんぜん聞いていない。

・一般に、腺ガンは、扁平上皮ガンと比較して予後が悪いとされているが、どうなのか?
ものによれば、上皮内腺ガン(0期)であれば、扁平上皮ガンと予後は同等ともされているが、これも本当か?

・断端面は陰性だったのか?
陰性だとしても、子宮側に残存があるとされる確率が20%ほどあると、治療ガイドラインにはあるが、そこらへんはどうなのか?

・円錐切除で切り取った頚部を12等分したときに、いくつがん細胞があったのか?

一番知りたいのは、

・追加治療をしないのは、私たち夫婦が子供を望んでいるからなのか。
つまり、子供を望まない場合は追加治療をする、という判断もあるのか。

ということ。

もし子供ができそうもないなら、実は追加治療したほうがよいのだろうか・・・!
考えがまとまらないまま、腺ガンに関する情報をネットで探すが、やっぱり情報が少ない!

日ごろは、なにか病気になったらQOLを第一にした治療を選択しよう、と思っていたのに、自分のことになると、(余計ぎみな)治療をしない、という選択がなかなか難しいことを実感する。

慶応病院の先生であった近藤誠医師が、最近、文春で"抗がん剤は効かない"という論戦を展開している。近藤医師の主張を知っていても(正しいか否かは私にはわからないけど)、じゃ私が"抗がん剤"の治療が必要だといわれたときに、それを用いないという決断ができるか。どうだろう・・。
追加治療をしないという選択も含め、治療方法の選択ってなんと難しいことなのだろう。

2011年1月27日木曜日

入院費はおいくら?

退院の日が日曜日にあたり、精算窓口がしまっていたため、術後の初診療日に入院費の支払いに窓口へ。

円錐切除手術のための3泊4日の入院でかかった費用は、次のとおり。
思ったよりも治療費が安いのでびっくりしました。

治療費(手術費等含む)
¥75,860
差額ベッド費
¥54,600
食費
¥1,560
合計
¥132,020


2011年1月26日水曜日

円錐切除手術 病理の結果

円錐切除手術後、最初の診察は何をするのかしら。
出血の様子なんか確認して傷口を診るのかしら、と漠然と思っていた。

異常な混み具合で、5時間半待ち、やっと呼ばれて診察室に入る。
先生もお疲れのご様子。

私「この間はありがとうございました。」
先生「様子はいかがですか。」
私「出血はほとんどありません(*生理3日目ぐらいとか言えばよかった)。
飛んだり跳ねたりできるぐらい元気です。」
先生「そうですか。実は、Sakanaさんの病理の検査結果がでましてね。」

先生、さらっと話始めるじゃありませんか。
病理の検査結果って、術後4週間後にでる、って先生おっしゃってませんでした?
まだ1週間ですけど・・!

まさか今日病理の結果を言われるとは思っていなかった。
心の準備ができておらず、1秒ぐらいの間に、本当にいろんな思いがめぐる。

浸潤してたのか?
追加治療が必要だったら?
あぁ、どうしよう?

自分でも自然と身を乗り出していることがわかる。
1秒が1分に思える。

先生「病理の結果、やはり腺がんの細胞が確認されました。」

あぁ・・腺がんなんだ。
それで、どうなの?浸潤してるの?先生、早くいって~。

先生「しかし、極めて初期の0期のものなので、追加治療は必要ない、という判断です。」

「ほんとですか、追加治療しなくていいんですか。」
デスクの向こうに座っているI藤先生の顔をみると、先生がうなずいている。

あぁ!先生!
思わすT崎先生をハグして、頬スリスリする衝動に駆られました。

私「扁平上皮がんのほうは、どうだったんでしょう?」
先生「切ったものからは、扁平上皮がんは見つかりませんでした。コルポで組織を切り取っているので、それでがん組織がすでに切り取られていた可能性もあります。」

よかった、扁平上皮がんもそれほど広がっていなかったということなのだろう。
腺がんが初期で見つかるのは、難しいはず。
ラッキーだった。
本当は、がんがどのくらいの大きさで広がっていたのか、何箇所あったのか、とかもっと聞きたかったのだが、待っている患者さんの数と先生の様子を見て、本日は質問はやめて次回にまわすことにする。

「今日はまだ傷口が治ってないから診察はしません。
また2週間後の2月8日にきてください。傷が治っているようであれば、細胞診をします。」

あふれ出る安心感に、顔がゆるんでいることが自分でもわかる。

お風呂はまだだめ。
アルコールはOK。


診察室をでて、早速、夫、両親、会社に電話。
もう皆喜んでくれた。
ただ、父は0期で初期とはいえがんだったことがちょっとショックだったみたいだ。

しばらくは追加治療の心配は必要ない。
神様、本当にありがとうございました。

----[追記 2011.05.17]------------------------------------------------

「追加治療しない」ということで喜んだわけですが、
これは標準治療ではありません。詳細は、以下で。

術後4カ月検診 -上皮内腺がんの標準治療について-

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円錐切除後、初の診察 

普通は、術後2週間に診察をおこなうらしいが、術前から1月25日に予約を入れていたので、そのまま診察に来てください、とのこと。

今日は11:40~12:40の枠なので、午前お休みをいただいて慶応病院へ向かう。

「病理の結果がでるんなら、私も聞きにいくわ。」
という母に、病理の結果は4週間後と聞いてるから、付き添いは不要、といって、一人向かったが、いやぁ、今日はすごい人だよ。

診察の待ち時間を減らそうと、PHSを患者に持たせたり、ネットで診察時間を確認できたりするシステムを構築している病院も増えてきている中、慶応病院は、各予約時間の枠ごとに、診察人数と進み具合を白板に手書き

今日は、なんと最初の10:40までの枠で30人以上、患者数全員が67人とある。
1時間30人診察するには、一人2分ですまさなきゃだよ。現実的じゃない。

1時間ぐらい待ったところで、事務の人がでてきて
「申し訳ありません、今日は初診の方が大変多く混雑していて、まだ最初の枠の患者さんを見切れていません。後の予約枠の方は、まだ1時間以上かかりますので、お食事にでもいらしてください。」
という。

本当に、こんなことは珍しいらしい。患者さんも口々にいかに自分が待っているかを話はじめる。
先生も朝早くから診察して、いまだ休めないとは本当にお気の毒だなぁ、と思っていたら、80歳代のおばあさんも同じことを思ったようで
「先生は、お食事召し上がったのかしら?」と事務の人に聞いていた。
もちろん答えは「いいえ、先生は休まれていません。」

私の隣で待っていた方が
「休んでいただきたいわねぇ。先生が疲れてらっしゃると、間違いが起きるようでいやだわ。」といっていたが同感。
しかし、この人数の患者が外で待っているのに、休むわけにもいかないよなぁ。

おばあさんは、疲れちゃった、といって長いすに横になってしまった。
高齢の患者さんは、待つだけでもつらいよね。

結局、私は、11:50に病院にきて診察室に呼ばれたのが17:20ごろ。
本日の待ち時間、なんと5時間半でした。

なぜ、こんなことがおきるのか。

通常1時間ごとの予約枠には、先生が10人ほどいれる。
しかし、都合により予約時間を変える患者さんや、初診の人、他の科からまわされたフリーの患者が入ってくることで、予定よりも人数が膨れるらしい。

しかし、1時間の枠に30人の患者はありえないでしょう。
予約の変更を受け付けるときに、人数の制限とかかけるシステムは必須ではないでしょうか。
あるのかもしれないが、明らかに機能してない。

慶応病院は来年1月から電子カルテになるらしいが、患者の負担が減るように、予約システムや待ち時間の確認システムなども見直してもらえると嬉しい。



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2011年1月24日月曜日

仕事復帰

今日から、仕事再開。

しゃっちょさん、Oセンセー、ご迷惑をおかけいたしました。
しゃっちょさんの怒鳴り声も懐かしく、今日は腹も立たない。

なるべく無理をしないように、とおもいつつも、本日締め切りがあり、結局夜中までかかる。
通勤1時間とまぁまぁ長いので、夫の強い薦めもあり、今日は実家に泊まらせてもらう。

術後初めて会った父は、私がかなり元気なのを見てびっくりしている。
母も安心したようで、顔を見せられてよかった。



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2011年1月23日日曜日

術後1週間

退院後、会社から1週間のお休みをいただいている。

ゆっくりDVDでも見ようと、"アメト-ク"のDVD買っておいたのに、DVDプレーヤーが動かない!
しょうがない、ビデオでも見ようか、とおもったら、今度はビデオが壊れた。
ほんとに、よりによってこんなときに!だよう。もう。

しかし、結局、横になっていたのは最初の2日だけで、3日からは締め切りに向かってひたすら原稿書きだ。
やはり少し疲れやすいので、休み休み働く。

ちょっと今日は動いちゃったかな、という日で生理3日ぐらいの出血。
それ以外の日は出血があんまりにもないんで、こんなんでいいの?という感じ。
痛みも最初の2日ぐらいは下腹部がちょっと重い感じだったが、それ以降はなんだか、内側からつんつんって糸で引っ張られるような違和感を感じただけで、それほどの痛みもない。

術後1週間もたつと、なんだかすっかり元気になって、飛んだり跳ねたりしてもいいような気になってしまい、DVDもビデオも壊れたことだし、DVDレコーダーを買おう、ということで横浜ヨドバシまで。
久しぶりの人ごみの後、DVDレコーダーと光テレビとテレビを接続しようと格闘しながら、月曜からの出勤に備えてビーフシチューを12人前仕込んだので、最後は疲労困憊。
ちょっと無理しすぎてしまいました。



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