自己紹介

40歳になって、久しぶりの健診で子宮頸がんが発覚。 2011年1月に円錐切除術をおこない、上皮内腺がん(腺がん 0期)と診断されました。 治療記録もかねて、日々のことつらつら書いてきます。

2011年2月8日火曜日

術後3週間 2回目の診察 

今日は術後 3週間で2回目の診察、10:40〜11:40の予約枠だ。
前回の術後最初の診察(術後1週間)では、"病理検査の結果、追加治療なし"ということに喜び、検査結果の詳細についてはまったく聞かなかった。時が経つにつれ、追加治療なしの根拠はなに?と不安が増大。
不安を解消すべく、先生に聞きたいことがたくさんある。メモにまとめておいた。

今日も延々と待って、やっと呼ばれる。
前回の診察時に比べると人数が少ないが、今日は一人当たりの診療時間が長いみたい。
結局4時間待ち。

先生とやりとり

先生「調子はいかがですか?出血はありますか?
私 「軽いときの生理の3日目、4日目ぐらいの出血が続いています。
先生「そうですか。まず内診します。細胞診できるようならしますが、出血がひどいようだと細胞診はできないかな。じゃ、内診の準備をしてください。

私 「先生、ちょっと質問させていただいてもいいですか?
先生「はい、いいですよ。

私 「私は、上皮内腺がん、ということで確定なのですね。
先生「はい、そうです。

私 「円錐切除で切ったものを12等分にして検査すると伺いましたが、何箇所にがん細胞があったのでしょうか。
先生「・・」

先生、無言のままおもむろに立ち上がり、どこかに電話し始めた。
そして「あぁ、○○君?いまSakanaさんという患者さんの診察してるんだけど、組織の何箇所にがんがあったか知りたいって。ちょっと調べてくれる?
あれ、あれ、そういうことってカルテに書いてあるんじゃないの?
先生、回答を待っている間、
誰かにそういうこと聞けっていわれたの?
といってくる。
いえ、そういうわけではないんです。どんなもんだったのか、知りたかっただけなんです・・。お手間取らせてしまってすみません、すみません・・。
たいした情報でもないことを聞いてしまったのか、なんだか申し訳ない気分になる。だが、知りたいのだ。
T崎先生のほかにいつもはI藤先生がいるが、今日は、別の先生。無表情だ。
3人ぐらいいる看護士さんは、”大丈夫ですよ”というように微笑んでくれる。

で答えは結局
2箇所」。
ほんとうは、どのくらいの大きさで、スキップしていたのかとか知りたかったのだが、先生の様子を見てこれらはやめておく。

私 「がん細胞の悪性度というのでしょうか、未分化、低分化、中分化、といったものがあると聞きましたが、私のはどうだったんでしょう?」(未分化に近いほど悪性度が高いらしい)
先生(にが笑いして)
上皮内ですから、低分化ということはありません。」

次の質問。これが一番聞きたかい質問だ。自分の声がなんだか震えているのがわかる。

私 「追加治療をしない、という決定は、私たち夫婦の妊娠を希望する、ということを考慮したご判断でしょうか。妊娠を希望していなくても、追加治療しない、ということはかわらないのでしょうか。

先生「はい、かわりません。追加治療はしません。

そうか、妊娠希望だから、というわけではないのだ。安堵する。
あと1つだけ。

私 「腺がんの例は少ないと聞いたことがあります。慶応病院で、私と同様に追加治療しない場合の症例というのはいくつぐらいあるのでしょうか。

先生「おいおい、ぼくはコンピューターじゃないよ。すぐにはわからないよ。


病理の検査結果が1週間ででた理由


なんだかもっと聞きたいのに、先生がお疲れのようなのでここらで質問はやめた。

私 「すみません、前回はあんなに早く病理の結果がでるとは思っておらず、全然質問できなかったので・・・」
なんだか言い訳がましくなってしまった私。

すると先生
「だって、僕が、病理検査の結果がでるのは4週間後だっていったら、あなたとっても驚いていたでしょ。そんなにかかるんですかって。旦那さんは、”そんなもんだよ”っていってたけど。だから僕が急いでやってもらったんだよ。」

そうだったんだ!いい結果だったから早くに教えてくれたのかと思っていた。
先生が急がしてくれていたとは思ってもいなかった。ありがとうございます・・!


細胞診と内診の結果

内診をしてもらって、結局細胞診もできそうだ、ということで細胞診もしてもらう。
細胞診の結果になにかあれば、3週間以内に先生から連絡がある。なければ問題なし。
次回は、3ヶ月後。

お風呂は入ってよし。
夫婦生活はあと2週間は禁止。

今日は、最後の診察患者になってしまった。
診察を終わって廊下に出ると誰もいない。












----[追記 2011.05.17]------------------------------------------------

「追加治療しない」ということで喜んだわけですが、
これは標準治療ではありません。詳細は、以下で。
 「術後4カ月検診 -上皮内腺がんの標準治療について-


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