自己紹介

40歳になって、久しぶりの健診で子宮頸がんが発覚。 2011年1月に円錐切除術をおこない、上皮内腺がん(腺がん 0期)と診断されました。 治療記録もかねて、日々のことつらつら書いてきます。

2011年3月2日水曜日

"She"を聴く

だいぶ昔の映画になったが、、
ヒュー・グラントとジュリア・ロバーツが共演した「ノッティングヒルの恋人」。
私のお気に入りの映画の1つ。
この映画の最後のシーンに流れるのが、エルビス・コステロが歌う「She」だ。

「She」の歌詞やメロディが印象的なこともさることながら、エルビス・コステロの歌声が切なくて色っぽくて、これが本当にいいのだ。
「She」は、エルビス・コステロがオリジナルではないが、彼の声でしか聴きたくないぐらい。

エルビス・コステロの大ファンである夫が、
今年にはいって手術が決定的となって落ち込んでいた私を励まそうと、
プレゼントしてくれたのが、今日のコステロのコンサートチケットだった。
私は知っている曲といえば「She」ぐらいのものだが、コステロの声が大好きなので嬉しかったなぁ。
あのときは手術のことしか頭になくて、3/2なんてはるか彼方の未来のように思えて自分がコンサートにいく実感がなかったけど、いやいや、日は着実に過ぎるものだ。

開演19:00 場所はBunkamura オーチャード・ホール。
仕事を早めに切り上げさせてもらって、いそいそと向かう。

コンサートでは、コステロがギター一本で次から次へ熱唱。私の好みのステージだった。夫が
「昨日より人は少ないけど、親密感があっていいね。選曲も今日の方がいい。」
だって。
そのひとことで、なんと夫は昨日もコンサートに来ていたことが判明。


コステロのコンサートでは、観客が曲のリクエストを叫ぶと、彼が演奏してくれることが多いらしい。
今日も何人かが曲の合間にシャウトしていたが、夫もシャウト。
「Shipbuilding!」

すると、コステロが
それはいい曲だね。でも僕の曲じゃないよ*1。」
と観客の笑いをさそい、予定していた(だろう)別の曲を演奏し始めた。
 *1 「Shipbuilding」はコステロがほかの人のために書いた曲。セルフカバーしている。

「拒否された(笑)」と軽くショックを受けた夫だったが、最後のほうにコステロが「Shipbuilding」を演奏してくれたので大満足。
「She」も演奏してくれた。生で聴けるなんて夢みたい。

コンサートの後には、夫が予約しておいてくれたVironでディナー。
食前酒、ワインを楽しみながら堪能しました。
夫よ、今日の楽しい日をありがとう。




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