仕事を抜け出し、15:00に高井戸健診クリニックに先生の説明を聞きにいった。
I先生は、てきぱきとした、それでいて穏やかな先生だった。
「ごめんなさいね。急に電話がいってびっくりしたでしょう?」
「電話、お母様が出られたけど、心配されてなかった?
病院からっていうと心配されると思って、"Iです"と名前だけいったんだけど、
お母様が"どちらのI様ですか"ってかなり聞かれるので、いわざるおえなくて・・。」
笑った。
そう、セールスの電話にうんざりしている母は
電話でかなり疑り深いのだ。
組織診の結果や、私の今の状態、これからおこなうであろう検査や治療について、1時間以上にもわたって説明してくれた。
途中から私はずっとすすり泣いていた。
私が同じようなことを何度も聞いても、いやな顔をせず、辛抱強く説明してくれた。
先生が言った。
「私は細胞診専門医でもあるので、あなたの標本をここに取り寄せて、自分でも見てみたの。
診断センターではあなたの異型性は3bとしたけれども、私は4相当だとおもってる。
がんには腺系のものがあるんだけど、あなたにはこの腺系の異型性も見られるの」
それから、腺系のがんと、普通のがんの違いについて説明してくれた。
以下が組織診の結果。
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子宮頚部に上皮内がんがある可能性が大である。
診断のクラスでいえば、
Ⅲb~Ⅳのクラスに該当。
Ⅲaまでであれば経過観察もあるが、Ⅲb以上、とくにⅣの異型性も見られるので
早急に精密検査を受けるべき。
また、腺ガンの異常細胞も見られるのが気になるところ。
がんのステージは精密検査をしてみないとわからない。
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後でわかったことだが、腺系のがんは、早期に見つけることは大変難しいらしい。
その可能性がある、ってわかっただけでも、先生に感謝だ。
これも、先生が細胞診専門医だから。
先生が細胞診専門医である、っていうことは大切なのかもしれない。
日本臨床細胞学会の以下のページに、細胞診専門医の名簿があります。
2007年?のものか、不明ですが、参考にはなるかと思います。
ちなみに、私がこののち治療を受けることになるT崎先生も細胞診専門医の資格を持っていました。
http://www.jscc.or.jp/2003/senmoni2007.pdf
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